ウェディングで数字が出てくることは(招待状の部数とか引出物の数とか見積もりとか)
多々ありますが「g」が単位で出てくることは少ないと思います。
今回の会場イメージはメルヘンチックにしたかったので
メインテーブルには大きな花のアーチを
ゲストテーブルにはパールバルーンを使ってその下にも花をつけたいなっと。
(頭の中でモワモワ)
ようは花が空中で浮かんでるように見せたかったのです。
新郎新婦さんからは完全お任せの依頼だったので
~んっ!もう自由にさせてもらいました(予算内で)。
まずはバルーンアーティスト金本さんに相談。
「ん?何?面白そう。デザイン画送って-」とのこと。
私の落書きのようなデザイン画をFAX→。
するとすぐさま返信。そこには「浮力34g」と。
希望のバルーンの大きさと滞空時間と室温から算出された数字。
数字の弱い私は「はて?お花は何グラムだ?」と思い、
すぐさまフローリスト工藤さんへ相談。
「お花は34グラムまでだそうです」
工藤さんも「さ..んじゅ.よ..んグラ..ム?」
この時点で生花という選択肢は消え、プリザーブドでの製作に。
ですが、心配性のおふたり(私以外)。
「実験しましょ!」ということになり後日、金本さんは
ガスを入れて4時間後のバルーンと入れたばかりのバルーンを持って
工藤さんのお店に。
入るや否や工藤さんの表情を汲み取った金本さん
「(笑)不安そうな顔されてますよぉ~」と。
私はいつもちょっと大変そうなことをお願いしているので気づかず。
ですが、工藤さんがバルーンを持った瞬間。「思ったほどではないね、大丈夫でしょう!」と
心強いお言葉をいただき、一安心(心配してたんじゃん!)
その1日のためだけの空間は何事もなかったようにたたずんでいます。
派手さはなくても、ふたりを引き立てる装飾。
そのための「34g」
balloon:hideaki kanemoto(goody balloon company)
flowers:feuillage